Aさんは、以前勤務していた学校で「あの時もっと踏み込んでいれば……」ということがありました。一人の子どもが、突然、悪性リンパ腫になってしまいました。お父さんが看病のため転職し収入が減り、多額の治療費もかかるということで、就学援助制度について説明しました。その時は「なんとか頑張ってみます」というお返事で、それ以上に踏み込んで話を出来ませんでした。残念なことに、その子どもは亡くなってしまったのですが、「実は、経済的にすごく苦しかった。助けてもらいたかった」というお父さんの話を聞かされたAさんは、「もっと踏み込んで対応していれば……」と、深くあの時のことを後悔したそうです。また、子どもたちがお金の心配をしないで教育を受けるためには、何と言っても十分な学校予算が確保されるはず、さらに、保護者本人、子どもに事故があったときに、十分な責任、補償ができる経済状況に左右されず、未来に夢を抱いて生きていける、そのような世の中になって欲しいと願いつつ、今、自分ができることを、実現して行きたい、そうAさんは語ってくれました。余談になりますが、教育費の力になると学資保険(こども保険)が中学生の子を持つ母親たちに注目を集めているそうです。
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